~アースガルド愛の奥様劇場『愛の嘶・第9話』~
チャララ~ラ~チャララララ~ララ~♪(オープニング曲)
この番組は!!
『いつも心に大漁旗!ニヨルド漁業振興会』と
『世界No.1ブラックスミス(`ω´)エイトリ&ブロック商会』の提供でお送り致します!(*’ヮ’)
お、お送りさせて下さい…。
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『イラストAC > チラシ > 大漁イメージ』
大漁旗の絵はイラストACから拝借しました。
★★★前回までのあらすじ★★★
”運命の出会い”で恋に落ちた男と女。
燃え上がる愛の炎。
紆余曲折を経て、彼らは幸せな家庭を築いたが…。
ある日の事。
男『あの子も独り立ちして、また僕達二人っきりだね』
女『ええ…そうね…(´-ω-`)』
男『まさかあんなに優秀になるなんてなーwやっぱり君の教育の賜物かな^^』
女『ん…そんな事ないわよ…(´-ω-`)』
男『どうしたんだい、最近ずっと浮かない顔じゃないか』
女『別に…(´-ω-`)』
男『悩みがあるなら話してくれよ。僕達、愛を誓い合った夫婦だろう?』
女『愛…愛なんて…(´-ω-`)』
男『何だい?言ってごらん?』
女『愛なんて嘘っぱちよ!私の事、何も知らないクセに!!』
男『ふぇ??僕、何か悪い事した?!』
女『フフフ。馬鹿な貴方に教えてあげる。私、悪の組織の構成員なの』
男『Σ悪の組織ィ!?えっと、僕は君がどんな職業でも、き…気にしないよ…』
女『鈍い男ね。分からない?”運命の出会い”なんかじゃなかったの、私達』
男『え…』
女『組織のボスから命令されて、貴方に接触しただけ。ただの任務!』
男『じゃ、じゃあ…君と出会った次の日に、僕の上司が死んじゃったのって…まさか…』
女『そう、私の組織が始末した訳よ。”将を射んと欲すれば先ず馬を射よ”って言うでしょ。だから下っ端の貴方と寝たの』
男『エエエエーー!? ( Д )』
女『おかげで貴方の上司を簡単に消せたわ』
男『そんな……』
女『フン。これで分かった?私は貴方の事なんか、これっぽっちも愛してなかったの』
男『すごく…よく分かったよ…』
女『じゃあね、バイバイお馬鹿さん。……ッ!ちょっと、離しなさいよ!』
男『離さないよ。君が本当に僕を愛してるって、よく分かったから』
女『ハァ?!今まで何を聞いてたのよ。”馬の耳に念仏”って、この事だわ』
男『君は確かに工作員かも知れない。でも君は辛い宿命の中、僕の子供を産んで一生懸命に育ててくれた』
女『都合良く勘違いしないで。組織のために、貴方の遺伝子を受け継いだ子供が必要だっただけ』
男『じゃあ、どうして泣いているんだい?』
女『な、泣いてなんか…泣いて…なんか…ウッ(´;ω;`)ぶわっ』
男『愛してるよ…君が誰であっても…』
女『うっ、うっ…ごめんなさい、ごめんなさい…貴方…』
男は秘密を打ち明けた女を赦し、更に激しく愛の炎が燃え盛る。
しかし…冷酷非情、残忍無比な悪の組織の親玉が、配下の裏切りを見逃すはずも無かった!!
オーディン『……』
スヴァルディルファリ『ブヒヒヒーン!』 (馬語訳:世界で一番愛してるーー!)
ロキ『ブヒーン!ブヒヒーン!・゚・(つД`)・゚・ 』 (馬語訳:ああッ、抱いて!何もかも忘れさせて!)
オーディン『誰か、あそこで盛ってる馬どもを屠殺して参れ(イライラ』
チュール『嫌ですよ…。あれロキとスヴァルディルファリじゃないですか…』
フレイ『オーディン様の義弟を殺したら、僕ら重罪人になっちゃいます(-ω-;)』
ヘイムダル『最終回付近までお待ち頂けるのでしたら、私めが任を負いましょう』 ←ラグナロクでロキと相討ちする神
オーディン『ならばスヴァルディルファリを遠方に棄てて来い(ムカムカ』
チュール『嫌ですよ…。捨て馬したら我々がロキに嫌がらせされるじゃないですか…』
ヘイムダル『物は考え様です。彼らが睦まじければ、第二、第三のスレイプニール誕生という可能性もありますよ』 ←グルトップという馬を所有する軍神
フレイ『ちょっとキモイけど、それは期待できますね!(・ω・*)』 ←自分の馬を部下にあげちゃった軍神
ロキとスヴァルディルファリの間に生まれたスレイプニールは世界最速を誇り、陸海空冥を走れるエリート馬。
軍神達にとっては気になる戦馬だったと思います。
しかし…
オーディン『第二、第三のスレイプニールだと?だからこそマズイのだ!』
神々『えっ』
オーディン『スレイプニールを量産されてみろ。
現所有者たる私の優位性が損なわれるではないか!!頂点は常に私一人であるべきだろう!!』
神々『ウワァ…(‘A`(‘A`(‘A`)』
スヴァルディルファリ『ブヒヒーンブルルル♥』 (倫理上、訳せません)
ロキ『ヒヒーン♥』 (倫理上、訳せません)
その後、スレイプニールに弟か妹が生まれたかは定かでない。
以上。
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『嘶(いななき』が読めた人には出オチでした。
城壁事件の後、スヴァルディルファリってどうなったんだろうなぁと想像したら↑こうなりました。
スヴァル君はすげー怪力の馬だし、アースガルドの建築現場とかでノンビリ暮らしてて欲しいなぁ。
しかし…「馬」っていう面白要素を省くと、結構スリリングな恋愛に思えます。
城壁工事を失敗させるため、ロキは美女に変化してスヴァル君と情交を結ぶ。
上司(工事のおっさん)はロキの親友トールによって殺害。
生まれた子供スレイプニールは、スヴァル君にとって仇の親玉であるオーディンに献上。
スパイ映画が一本撮れそうなシチュエーションではありませんか。
ロキの恋愛譚はどれも悲劇性や情念を感じさせるので、原典を読んでいてドキドキワクワク夢が広がりまくりんぐですね。
…広がった結果がコレかよ。
【おまけ】
オーディン『というか、誰が冷酷非情、残忍無比な悪の組織の親玉だーーー!!!?許さーーーん!!!』
神々(それは大体、合ってます…(‘A`(‘A`(‘A`))
「いななき」と読むのか!∑(゚Д゚)
噺(はなし)に脳内誤変換してましたw
ところでゆるドラシルという北欧神話系ギャグゲーム知ってますか?
カオスで面白いです^_^
ちょと紹介したくなって…もしプレイされていないのなら是非!!
嘶と噺、確かに似てますね。
なお私はこの記事を書いている時に、初めて嘶という漢字を覚えました…(^ω^)
ゆるドラシルは未プレイです。
ROもサボッてるのでなかなか手が回りませんが、
そのうちやってみるかも知れません。
最高です。
盛大に吹きました(現在地:電車内)。
いつも面白い記事をありがとうございます( •௰• )
吹いて下さってありがとうございます。
神話から脱線した話を書いて良いものか、震えていたので嬉しいです。
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JUGEMブログでは特殊文字をコメント入力できない様です。
(記事本編では使えるんですが…)
使い勝手が悪くてスミマセン(‘A`)