★第6夜★神々と空模様

投槍北欧夜話『このホラ話はフィクションです。 実在の神話や神様とは関係ありません。 とってもファッキンな内容です。』

神々とお天気に関する、すごくどうでもいい空想。


怒り狂うオーディン
”オーディン”とは『激怒する者』の意。

オーディン様は元々ライン川流域で発生した嵐の神様…という説があるそうな。
大昔のゲルマン民族がお引っ越しを繰り返し、何百年もかけてデンマークら辺までオーディン信仰が伝わった…と想像するとスケールのでっかい話だなぁ。

ビュービューゴーゴーと荒れ狂う嵐の轟音を指して『激怒する者』と呼んだとか何とか。
俺はてっきり『激怒する者』つーのは、癇癪持ちとか怒りん坊って意味だと思ってましたよ。
(それでも決して間違ってないよね!)

…となると、オーディンの弟である『ヴィリ(喜び)』、『ヴェー(悲しみ)』も、単なる感情表現じゃなくて『快晴』『雨天』みたいな比喩の可能性がありますね。
北欧神話は比喩を多用するので、学者の先生でも解釈は分かれるとか書いてあるし…。
外国の言葉は難しいなー。しかも古語だしなー。
このブログはテキトー感をふんだんに散りばめたいので、書籍で特筆ない場合は日本語訳をそのまんま受け取る事にします。

気候神としてのオーディンは農耕も守護してた様ですが、どんなエピソードがあったのかはワカリマセン。
ウーン。空を斬って飛ぶ投槍グングニールやら、商船に順風を送る『船荷の神』って設定に、風属性を感じなくもない。
あと削り屑をフーフーする場面(第1話)に風属性を…いや、いくらなんでもこじつけか。

 
他に北欧神話で嵐を司る農耕の神様ってゆーと…

トール
アースガルド筆頭戦士・雷神トール!!

カタログスペックだけ見ると、トールさんと同じって事になりますよね。親子だし。
そこから転じて、若かりし頃のオーディンはトールみたいな性格の男だったんじゃないか説を空想しております。

↓つまりこう。

北欧不敗師弟?
オーディン『伯父貴ー、勉強教えてくれよー!』
ミーミル『うむ…少年老い易く…学成り難し…』

伯父(叔父)ポジションとつるむ、トールっぽい性格の青年。
荒削りだった彼は、世界最高水準たるミーミル師の教育によって、智慧の神として大成したのです。きっと。

さてさて。
ここからが本論です。
この仮説をゴリ押し&突き進めると、ロキがオーディン・トールと親しい理由が明確になるんです…!

↓つまりこう。

嵐
オーディン『あっらしー!』
トール『あっらすぃー!』
ロキ『おう!\(^o^)/いぇあ!』

『空を旅する者』ことロキさんは、荒れ模様の天候のがテンション上がるんすよ、きっと。

 
ん?
あぁ…そうか…。
だからか…。
 

バルドゥル
バルドゥル
光の神。太陽神って訳じゃないけど、陽光と関連付けられた表現がある。
ロキはバルドゥルが超キライだった様で、神話末期にバルドゥルを暗殺し、世界は滅亡に向かう。
超絶イケメン。

ヘイムダル
ヘイムダル
光の神。海に差し込む旭日の化身とか何とか。
ロキはヘイムダルの好敵手って設定があり、ラグナロクで相討ちする。
超絶イケメン。

か、被っている…。
担当属性が被っている…!

 

↓つまりこう。

光系
バルドゥル『あみゅーあ、さんしゃーいん!』
ヘイムダル『やーまい、さんしゃーいん!』
ロキ『……』

『空を旅する者』ことロキさんは、晴れた空がお嫌いだったんですね。
それもブッ殺す勢いで…。

そーいえば…

スコール・ハティ誕生
ロキの子供とゆー説のスコール&ハティは、太陽と月を付け狙っている。
やっぱ、猛烈に陽光を嫌っているな。

ロキさんよ、雨や風だけでは君の大好きなゴハンになる作物は育たないんですよ。
あったかいお日様の光を浴びて、美味しく実るんですよ。
え、それでもイヤ?あ、そう…。

今回、オーディンの起源を探る事で、図らずも『ロキの友達選びのセンス』が判明しました。
勿論、こんな説を唱えているのは俺だけだと思うので、脳細胞から記憶を削除して下さい。

以上。

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