第21楽節『神々と賠償金・1』

今回は長めのお話でございます。
有名な話だから分かる方にはタイトルでバレバレですね。
gdgd神様トリオ再び!(*’ヮ’)o


オーディン・ロキ・ヘーニル@人間界
今は昔。
最高神オーディン・食いしん坊の悪戯神ロキ・優柔不断な弓手神ヘーニルは人間界を旅していました。
イドゥンの林檎編と同じく、人間界訪問の目的は特に無い(゚Д゚)
明らかに遊びな雰囲気です。

第5話でアースガルド親善大使に任命されたものの、性格がいい加減過ぎたために強制送還されたヘーニルさん、久々登場。
彼は『足長の神』とアダ名される程に背が高く、コンパスが長い分だけ他の二人より速く歩いたそうな。

先を歩くヘーニル
ヘーニル『ウィンドウォーク !!(シュタタタタタタ!』
オーディン『こら、先に行くんじゃない。はぐれるぞ!』
ヘーニル(はぐれても、はぐれなくても…まぁ、何とでもなるさ…)
ロキ『よーし、そんなら俺も(*’¬’)+』

ロキは持参した空飛ぶ靴という謎アイテムで、空中散歩をフリーダムに楽しむことにしました。

空中散歩するロキ
ロキ『きっと空も飛べるはず♪⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン』
オーディン『ああ、もう!お前ら、まとまらんか!こんなことならスレイプニールに乗って来れば良かった』
ロキ『SP切れた><;』
オーディン『……』

…オーディンはどうしてこんな二人をお供にするのが好きだったんでしょう…。
その考察は後日改めて書くことにします(*’ヮ’)

魚を食べているカワウソ
協調性皆無トリオが川べりに差しかかると、岩場に寝そべって魚を食んでいるカワウソが目に留まりました。

オーディン『おっ。今日の夕食にちょうど良さそうだな。捕まえて来い』
ロキ『合点承知(*’ヮ’)v』
ヘーニル(晩飯抜きでも別にいいや…)

人遣いの荒い最高神に命令されたロキは川原の石を拾い上げ、精神を集中します。

ロキ『エンチャントデッドリー石投げ !! (`Д´)ノシ Σ三三●』
カワウソ『ぎゃふん!』

ロキが投じた石は標的の眉間に見事命中し、カワウソは1確死したのでした。

ロキ『よっしゃーー、晩飯ゲットーーー!!.゚ヽ゜・。+(・∀・)+。・゜ +.』

神様トリオは、カワウソ&カワウソが咥えていた魚を獲得。
食いしん坊なロキは食物が絡むと強い!

ロキ『ねぇっねぇっ!俺の見事な投球フォーム、ちゃんとSS撮ってくれた??><』
オーディン『よし。あとは今夜の宿を探すだけだな(シカト』
ヘーニル(野宿でも何でもいい…)

神々がしばらく歩いてゆくと、一軒の民家がありました。
そこは農夫の人間フレイドマル氏が営む、こじんまりとした農場でした。
日も暮れかかっていたので、オーディンは宿を借りるためにフレイドマルと交渉したのです。

オーディン、フレイドマルと交渉する
オーディン『旅の者ですが、一晩お宅に泊めて頂けませんかな?』
フレイドマル『えぇ~?あんたら何人PTなの?』
オーディン『3人です』
フレイドマル『うちは育ち盛りの子供が4人いるから、急なお客さんが3人も来るのはちょっと…』
オーディン『食料のことなら、肉と魚を持参して来ました。お子さんの分もまかなえる量ですぞ』
フレイドマル『うーん、それならOKかな…』

家主は突然の来客にあまり良い顔をしませんでしたが、食料を提供するというオーディンの申し出を聞いて、一宿を貸すと了承しました。

フレイドマルの家にて
ヘーニル『野宿でも良かったけど、お邪魔します…』
オーディン『ロキよ、肉と魚をお渡しするんだ』
ロキ『オッケー!見て見てっ、このカワウソと魚は、俺が石投げ1回でゲットしたんだぜ!(*’ヮ’)エッヘン』
フレイドマル『こ、このカワウソは…!?Σ(゚Д゚;)』

家に入るなりロキは自分の狩りの腕を自慢しました…が、フレイドマルの様子がどうも妙です。
カワウソと魚を見て顔面蒼白となっていました。
しかしロキをジロリと睨みつけると、獣の死体を抱え、黙って部屋から出て行ったのでした。

ロキ『なんだあの態度は。俺を褒め称えろよヽ(`Д´)ノ』
オーディン『お前のKYぶりが鼻についたんだろうさ』

最高神は気にも留めませんでしたが、農夫フレイドマルは何やらいわくありげな様子…。
神様トリオは無事、旅の一夜を過ごせるのでしょうか?
次回に続く。

  1. 頑張って挿絵作ってるよ(*’ヮ’)
    文章はすぐ書けるんだけどねぇ…

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