不思議な存在クヴァシルさん。
今回は俺の読書感想文パートを大量に含みます。御了承ください(^ω^)
第1楽節『ブラギの詩』で登場した賢者クヴァシル。
アースVSヴァン神族大戦の後、神様全員の唾を集めた壺からスピリチュアル★パゥワーで誕生しました。
くさそう。
クヴァシルはとても賢く、どんな悩みや質問もスパッと解決してくれたんだそうな。
クヴァシルとは『醸造、酒』という意味なんだってよ。
大昔の北欧では和解の儀式として、実際に唾を集めて酒を造ったらしいです。
…そんな知識を持ってなかった初見の俺はドン引きしましたけど。
なお昔、俺は唾汁(ツバシル)さんというアダ名を命名していました。
思い返すと本当に馬鹿ですね。
【良い子の皆さんへ】
リアルのお友達に変なアダ名を付けてはいけません。
特に汚い系のアダ名は絶対にダメです。
いじめかっこわるい。
クヴァシルの血液+蜂蜜で作った『詩の蜜酒』は、飲めばたちどころに天才になれたそうな。
この世界の詩人にとってマストアイテムだろうけど、原材料がばっちいので俺は飲みたくないでござる。
いいさ、俺はド底辺ミンストレルで(`Д´)
神様サイドの中では比較的地味な存在ではあるものの、俺にとって非常に思い出深いキャラだったりします。
『北欧神話物語』K・ホランド(青土社)(日本語版2冊&英語版を持ってるZE)
中学の時、初めて読んだ↑この本で、クヴァシルは通算3回の登板を果たしているのですが……。
とりあえず各パートを、俺の感想(初読時)と共にダイジェストで紹介するね(・ω・)
【1回目】
アースVSヴァン神族大戦後。
ニヨルド一家と共にクヴァシルも交換要員としてアースガルドに送られました。
(※ここではヴァン神族って事になってる)
当時の俺『おぉー、フレイ&フレイヤは聞いた事あるぞ!ニヨルド…クヴァシル…初めて聞く名前だ~(*’ヮ’)φ メモメモ』
昔の記事を読み直したら、このシーンにクヴァシル入れてなかった。ゴメンヌ。
そういやスキールニル(フレイの下僕)も登場してねぇな(´Д`;)
まぁいっか…。
【2回目】
アースVSヴァン神族大戦後。
神々が仲直りするための唾吐きの儀で誕生しました。
その後、小人兄弟に謀殺され、詩の蜜酒に。
当時の俺『あれ?クヴァシルってヴァナヘイムの奴だよな…?あぁ、時系列が前後してるのか。誕生譚はコレかぁ…。すげぇ、くさそう。コードネームは唾汁さんだな!あっ、死んじゃった。可哀想…(´-ω-`)』
そして本の終盤に差し掛かり…
【3回目】
ロキは神々に喧嘩を売り、アースガルドから逃亡&潜伏。
大罪人のロキを逮捕するべく、トールとクヴァシルを始めとする神々は捜索活動へ向かいました。
ここでクヴァシルの知恵が、大きな役割を果たします。
当時の俺『えっ!?!クヴァシルって…唾汁さん?!お前、序盤で死んだじゃん…蜜酒になったじゃん…(゚Д゚;)』
しかも…。
↑の2~3回目の間にバルドゥル君が暗殺されて、神々は超壮大な蘇生儀式を試み……失敗に終わっています。
それを読んで『むむむ。アースガルドの神様は死ぬと基本的に復活できないんだな。シビアな世界だ~』と自分なりに納得してた所へ、死んだはずのクヴァシル再登場ですよ。
何、しれっと復活してんだ。
お前が甦れるなら、バルドゥルだってザオリク可能だろうが!(`Д´;)
えーと。
『北欧神話物語』の解説パートを読むと、各章の出典元とか、解釈の都合とか書いてあるので、『色々なヴァージョン違いがあるんだな~』で済むのですが。
ネタバレを恐れた俺は、物語パートを一気読みしてたんや。
一応、↑の出典元を書いとくぜ(・∀・)
【各出典元】
1回目人員交換『ユングリンガ・サガ』
2回目蜜酒事件『散文のエッダ』 ※詩語法
3回目ロキ捕縛『散文のエッダ』 ※ギュルヴィ惑わし
とにかく若かりし俺はクヴァシルの生死問題についてめっちゃ悩みました。
投槍北欧神話の『強引にでも矛盾を解消し、整合性のある一つの物語にする』とゆー捏造理念は、主にクヴァシルという存在から端を発したと言って過言はありません。
そう、このクソみたいなブログは賢者クヴァシルのせいで誕生したのです。
苦情はクヴァシル宛にお願いします。
しかもさぁ、オーディンやトールなら出番がめっちゃあるから、エピソードや設定を多少削っても問題は少ないじゃん。
クヴァシルって↑の3つしか登場イベントが無い訳よ。
これは是が非でも全設定を回収したいじゃん。
特にバッティング要因である2回目(死亡)と3回目(逮捕劇)は、どっちもカッコイイ話じゃん。
無理矢理、ルートを作るしかない( ・`ω・´)
…という訳で、むか~~し俺が考案した設定回収ルートを発表します。
【仮説】クヴァシルはいっぱい生まれてたよ!
わっさわっさ。
今は昔。
神々の唾を醸したところ、賢者クヴァシルが大量生産されました。
ワン・オブ・クヴァシルはヴァナヘイムで暮らしていたのですが、アース⇔ヴァン神様交換の際…
フレイヤ『アースガルドにお引越しするわよ、クヴァシル(・ω・)』
クヴァシル『大きなお世話よ婆さん』
フレイヤ『何ですってー!?』
フレイヤ『フレイヤ覇凰拳 !!』
また、とあるワン・オブ・クヴァシルは小人兄弟フィアラル&ガラールに…
フィアラル&ガラール『お命頂戴!』
クヴァシル『私が死んでも代わりはいるもの』
またまた、とあるワン・オブ・クヴァシルは、ロキが逃亡した折に…
トール『捕物の参謀やってくれ』
クヴァシル『多分、私は三人目だと思うから』
どう見てもただのTV版ファーストチルドレンです。本当にありがとうございました。
(TV版を観てない人は今すぐ観て下さい。今すぐだぞ!)
ふらーいみーとぅざまーに!
(※マーニ…古ノルド語で『月』の事)
神の唾は生命のスープ、詩の蜜酒はLCLだったんや!…と話を広げようと思ったけど、EVAは別な宗教モチーフでした…。
これは流石に廃案。
いっぱいいたら、いちいちオーディンが単騎で蜜酒奪還しなさそうだし。
あと…量産型クヴァシルだった場合、言語学的に考えて複数形・単数形の違いでハッキリ表記されるよね(´Д`;)
何とかクヴァシル1人案を進めてみよう!と考えたのが、次のルートです。
【投槍クヴァシル史】
神の唾からクヴァシル誕生
↓
しばらくヴァナヘイム所属
↓
人質交換の際、ニヨルド家と共にアースガルド転属
↓
お悩み解決の諸国漫遊
↓
フィアラル&ガラールによって殺害
↓
小人クッキングで詩の蜜酒になる
↓
スッツングが分捕る
↓
オーディンが一気飲み
↓
オーディンがゲロる→蜜酒の一部を神々・人間に配給
↓
残った蜜酒を神々が回収したクヴァ遺体に注入、蘇生(※想像)
↓
その後、特に事件が無かったため、出番も無し(※想像)
↓
神話末期、ロキ捜索隊に参加
これなら辻褄合わせつつ、全設定を回収可能!(^ω^)
しかし、この案でネックとなるのは、酒をオーディンや詩人達が飲んじゃってる部分…。
仮に遺体に注入したとして、飲用となった分が不足してしまう。
この場合、完全体として復帰できるんだろうか。
うーむ。
↓こんな感じに想像しました。
今は昔。
賢者クヴァシルは小人の企みにより殺害され、その血液は詩の蜜酒となりました。
何か色々あって、蜜酒はオーディンにより奪還されます。
神々はクヴァシルの遺体に詩の蜜酒を輸血…いや、輸酒し、偉大な賢者は息を吹き返したのですが……
クヴァシル『オーディン様、何だか私…貧血気味なんですけど…(‘A`)フラァ』
オーディン(そりゃそうだろうな…)
オーディンが神々や人間に与える分の蜜酒をキープしていたため、クヴァシルは血液の全量を取り戻せていませんでした。
よってクヴァシルは貧血。
オーディン『おい。お前ら、唾液を追加してやれ』
ヴィリ『ぺっ』
ヴェー『ぺっ』
フリッグ『ぺっ』
フッラ『ぺっ』
バルドゥル『ぺっ』
ナンナ『ぺっ』
フォルセティ『ぺっ』
ヘズ『ぺっ』
ヘーニル『ぺっ』
ロキ『ぺっ』
ヨルズ『ぺっ』
トール『ぺっ』
シフ『ぺっ』
メイリ『ぺっ』
スルーズ『ぺっ』
モージ『ぺっ』
ウル『ぺっ』
ブラギ『ぺっ』
イドゥン『ぺっ』
チュール『ぺっ』
ヘイムダル『ぺっ』
ヴィダル『……(ペッ!』
ウルド『ぺっ』
ヴェルダンディ『ぺっ』
スクルド『ぺっ』
ニヨルド『ぺっ』
フレイ『ぺっ』
フレイヤ『ぺっ』
※あくまでも想像です。
※あくまでも唾液です。
クヴァシル『あの…手っ取り早く…残った詩の蜜酒を返して下さい…(‘A`)』
オーディン『神々や人間どもに恩を売るから駄目』
クヴァシル『(‘A`)フラァ』
オーディン『ぺっ』
こうしてクヴァシルは神々の唾により、完全体へと復旧されたのでした。
くさそう。
めでたし、めでたし。
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確かに矛盾は解消できました。できましたが…。
何で俺の脳ミソからはこんな産廃しか発生しないのでしょう。
やはり詩の蜜酒を飲む勇気を持つべき?
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