★第29夜★『神国の城壁~究極の選択~』

こんな葛藤ドラマがあったかも知れない(無い)

↓先にコッチを読んでね(・ω・)

第6楽節『神国の城壁・前編』
第6楽節『神国の城壁・後編』

投槍北欧夜話『このホラ話はフィクションです。 実在の神話や神様とは関係ありません。 とってもファッキンな内容です。』

今は昔。
神々はフレイヤとの結婚をエサにして、謎のおっさんに城壁修理を依頼する事に。
無茶な納期を吹っかけたので工事は確実に失敗すると思われました。
しかし工事のおっさん&助手馬スヴァルディルファリは、スタプラ並の有能さで建造していきます。
期限前日、とうとう城壁は完成寸前に…。


フレイヤ『あんなキモメンと結婚だなんて、美の女神として死んだ方がマシです。・゚・(ノД`)・゚・。』
オーディン『ロキィィィ、何とかしないと殺す!!』
ロキ『ハイッ!何とかさせて頂きます!!』

何か色々あって悪戯神ロキが妨害要員として選出されました。


ロキ(あんのクソ義兄め~~。最高責任者なんだからテメェで責任取れや。。。)

内心では↑この様に叫んだものの、最高神に超絶拷問されるのはやっぱり嫌だったロキ。
不承不承、作戦を練り始めます。

【ロキの作戦1・たたかう】
ロキ(いやいやいや…、あんな脳筋パワー型とタイマン張ったら死ぬわ!/(^o^)\)

工事のおっさん&取り巻きMobスヴァルディルファリは重機並の能力でしたから、ガチバトルは絶対イヤですよね~。
……ごく個人的な見解ですが、神話初期~中期のロキはあまり物理火力を備えてなかったんじゃねーかと思います。
中盤までは詐欺とか悪戯とか、ズル賢さを発揮する場面ばっかしだからね。
なお神話末期では効果範囲:全世界のアースクエイクを連発する超パワー型に進化。
まぁ、EQの話はまた今度。

【ロキの作戦2・かべをこわす】
ロキ(いやいやいや…、あの建築速度じゃ、一瞬で修復されて終わりだわ!/(^o^)\)

そもそも当初のハメ技・無茶納期が効果なかったせいで、神々はピンチに陥った訳ですし。
それにアースガルドの目論見は『ノーコストで城壁GET♪』ですから、成果物の破壊は悪手。
これも駄目だね。

【ロキの作戦3・じょうほうそうさ】
ロキ(いやいやいや…、デマ流すにも、小道具調達するにも、時間無さ過ぎだわ!/(^o^)\)

いつもなら口八丁や、小人アイテムで事態を回収しているロキ。
おっさん達はすぐにでも城壁を完成させちゃいそーですから、今回のミッションは時間制限が厳しいです。

…思ったんだけどさぁ、これ最初からアース全軍で巨人をリンチすれば労せず城壁GETできたんじゃないすかね?
一応、契約したからには、真正面から不履行やらかすのって世間体が悪かったのかしら。
卑怯フルスロットルな神々に今更、体面もクソもねーと思いますがね。
 

ロキは熟考に熟考を重ねました。

そして最適解に辿り着いたのです。

ロキ(ここは手っ取り早く色仕掛けしかねぇ!!)

困った時のハニートラップ。
ロキといい、オーディンといい、よくもまぁ己の命が懸かった局面でエッチな気分になれるな。
常人には無理です。流石は神や。

ロキ(…とするとだ…( ・`ω-´)チラッ…)

彼はまたしても深い思索に耽りました。

ロキ(っしゃあ!あの、たらしこんでやらぁ!!)

ロキの作戦対象が決まりました。

って、何でだよ。
何でハニトラ対象がおっさんじゃなくて馬なんや。

【ロキの男選びのセンス】
スヴァルディルファリ>>>工事のおっさん

こういう事でしょうか?
えぇ…。
俺は発想が凡庸な人間なので、もし北欧神話の執筆に加わっていたら…

【ぼくのかんがえた作戦】


今は昔。
ロキは美女に化けて工事のおっさんを誘惑しました。
おっさんはデレデレ鼻の下を伸ばしていましたが、怪馬スヴァルディルファリはロキが神だと見抜きます。
忠義者のスヴァルはロキを排除しよーと試みたものの…

スヴァル『ブヒヒン!(怒』
ロキ(美女)『おじさまぁ~!あのお馬さん、私を蹴ろうとするのぉ~><;』
おっさん『何だとぅ!? 馬鹿馬め、馬刺しになれッ!(ザクー
スヴァル『ぐふっ』
おっさん『さ、これで邪魔はいなくなったぞ^^ どこぞにしけこんで、ムフフな展開に…って、アレ???』

馬をブッ殺したおっさんが振り向いてみれば、お色気美女は忽然と姿を消していました。
そこに立っているのは男のロキだけです。

ロキ(男)『馬ァ、死んだら城壁できねーだろw契約不履行だなw バーカバーカ m9(^Д^)』
おっさん『がーん』

こうして神々は城壁をタダで修復し、フレイヤたんは工事のおっさんと結婚せずに済んだのでした。

めでたし、めでたし。

 
こんなツマラン話になってるな。
まぁ、おっさんの目当ては美神フレイヤですから、ロキがどんな女性に変身しても、分が悪いですよね。
また、第40話で薄っすらとした可能性として『おっさんは美形神ソール&マーニの身柄も要求してた』説を書きました。

 
【ぼくのかんがえた作戦・2】


今は昔。
ロキは美女に化けて工事のおっさんを誘惑しました。

ロキ(美女)『あ~ん、おじさまステキ~
おっさん『そうか、そうかww 存分に可愛がってやるぞいww』
ロキ(クックックッ、計画通り…!)

悪戯神の目論見は成功したかに見えました。
しかし…。


おっさん『フレイヤたん+ソール&マーニ+謎の美女ちゃんハーレムENDwwwwうめぇwwww』
ロキ(美女)『Σまじかよ!!』
フレイヤ『色んな意味でキモッ!!・゚・(つД`)・゚・ 』
ソール&マーニ『お家に帰りたいよ~(;д;(;д; ) 』
スヴァル『ブヒヒーン』 ←バター犬的な存在

おっさんが最初から3人の神を要求してたとすれば、おかわり1杯位どーって事ないですよね。
それから…この説を推すと、男神マーニを要求=おっさんは両刀となるので、ロキが男に戻ってもアッー!されます。ハイ。

こうして美しい神々はおっさんと末永く幸せに暮らしたそうな。
城壁?あー、フツーに完成したんじゃないっすかね(ハナホジ

めでたし、めでたし。

 
何か色々と邪推しちゃったけど、単純に建築パゥワーがスヴァル>>>おっさんだったからでしょう。
実際、スヴァルが脱走したせいで城壁完成できなかったしね。

あとはまぁ~人間型と動物型だったら、動物のが本能のまま生きてるから、よりハニトラ成功率が高いとか。
この事件の後、ロキはスレイプニールを産んでいますから、その辺の利益も先読みしてたりして。

俺的には…


スヴァルは馬界の中では、↑こーゆー感じのガテン系な逞しいイケメンで、両性具有&動物ビジョンを持つロキには役得だった説をゴリ押しします。
神様って基本、面食いですし(・ω・)

=======

さて。
このブログをお読みの方はお気づきかと思いますが、改めて宣言しておきます。

俺が最も推しているロキの恋人はスヴァルディルファリです。
正妻シギュンを始めとする強力なライバルが沢山いるけれど、頑張れスヴァル。負けるなスヴァル。
ロキの子供の中では、スヴァルの息子・スレイプニールが一番出世しているぞ!(※投槍解釈)

投槍北欧神話はスヴァルディルファリを応援しています。

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