北欧神話版・桃園の誓い?
巨人族出身のロキは最高神オーディンに気に入られて義兄弟の杯を交わし、神となりました。
今までの記事で『オーディンは女にだらしない』と書きましたが、義弟のロキもお盛んな神様です。
神話で確認できたロキの子供は少なくとも10人。
不倫の恋もバッチ来い!なだけでなく、メスの馬に化けて仔馬を産んだり(第6話)、巨人の心臓を食べて狼を産んだり(第7話)…。
ちょっと斜め上の放蕩ライフを送っています。
今回からはロキチルドレンの中でも最も有名な兄弟達についてお送りします。
今は昔。
悪戯者の神様ロキは鼻唄混じりでお出かけの準備をしておりました。
ロキ『ふふんふんふんふ~ん♪』
オーディン『ど、どうした…お前…めかしこんで…』
ロキ『いやー、聞いてよw俺、新しいカノジョができちゃってさーwwww』
オーディン『カノジョって…お前、女房がいるだろう』
ロキ『やだなぁ、お義兄様ww不倫はお互い様じゃないですか>m<』
ロキにはシギュンという正妻がいます…が、神話には全然登場シーンがありません。
最後の方に端役(しかし重要な役割を持つ)として、ちょびっと出てくるだけです。
おそらくすっごく地味で真面目でおとなしい性格の女神様で、面白神話になるようなエピソードが無かったんじゃないかと…。
ロキ『アングルボダって巨人ッ娘で、ちょー可愛いんだww今度紹介してやっからな~w』
オーディン『そ、そうか…』
世間話もそこそこに、ロキはスキップで愛人宅へと向かったのでした。
オーディン(アングルボダ…”悲しみを告げる者”か…)
アングルボダとは『悲しみを告げる者』もしくは『苦難の運び手』という意味。
御機嫌なロキを見送りながら、最高神は言い知れぬ不安に襲われました。
そこで彼は運命の女神ウルドが管理する泉へと向かい、助言を得ることにしたのです。
北欧神話には「運命の女神」(ノルン)が沢山いて、その大幹部がウルド・ヴェルダンディ・スクルドの三姉妹。
鯖名としても馴染み深い、この三人は転生時のヴァルキリーとの対話でも名前が出てきますね(*’ヮ’)
そろそろ神様グラフィックのパターンがきつくなってきた。
三姉妹『お呼びですかオーディン様(´∀`(´∀`(´∀`*)』
オーディン『うむ。ロキと愛人アングルボダについて未来を見てくれ』
三姉妹『やっだー、オーディン様ったら義弟のカノジョを狙ってるのー!?( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )サイテー』
オーディン『違うわ!!神々の世界に影響を及ぼさんか占えと言っとるんだ!』
三姉妹『はーい(´∀`(´∀`(´∀`*)』
運命の神様なら好き勝手に未来をいじれそーなものですが、北欧神話では『神々は運命を知ることはできても、大きく干渉することは不可能』な様です。
この辺りは複雑な宗教観を紐解く必要があるので、今は割愛(゚Д゚)
ノルン三姉妹はオーディンの要請に応じて、ロキとアングルボダの未来を占いました。
その結果は…
ウルド『アングルボダは凶』
ヴェルダンディ『ロキは大凶』
スクルド『その間に生まれた三人の子供は…最凶です。彼らは神々の黄昏を引き起こすでしょう』
オーディン『ナニイイイイイイイイイ!?』
神々の黄昏とは、すなわちラグナロク、世界滅亡のことです。
嫌な予感が的中どころか、世界滅亡のお告げを聞かされたオーディンはただちにラグナロク対策本部を設置。
そしてオーディンの命を受けた神々の軍勢は、夜明け前に巨人国のアングルボダ邸へなだれ込んだのです。
軍神達『御用だ御用だ!(゚Д゚)』
アングルボダ『キャー!?ロキちゃん、この人達は誰!?』
ロキ『お前らwwww早朝に他人のカノジョん家に乗り込むとかwww空気読んでくれwwwwwwwwww』
KYな神々は他人の恋路なんかお構いなしにアングルボダを縛り上げ、三人の子供達を連れ去ったのでした。
さーて、『神々を滅ぼす』と予言されたロキの子供達とは一体どんなチビっ子だったのでしょうか?
『破滅を呼ぶ子供達・2』に続く(゚Д゚)
ロキ、子供もう作っちゃってたのか・・・
しかも3人!?
どういうタイミングで子供ができたのか分かんなかったので端折りました(゚Д゚)
…道端で拾い喰いして即、出産とかする位だし、きっと神様達は一日二日でポンポン子供が作れるよ、ウン。
教授とかってグラつかってたっけ?
すでに子供3人とか早すぎw
この神様達のKYな行動がどのような結果を生むのか・・・次回をお楽しみに!
してるお!(`ω´)
教授はチョイ役でうっかり使っちゃったんだ(・ω・)
まぁ顔を変えればいいよね…(*’ヮ’)