第14楽節『破滅を呼ぶ子供達・2』

投槍北欧神話・第14楽節『破滅を呼ぶ子供達・1』の続き。


世界滅亡の予言
今は昔。
最高神オーディンは『ロキとアングルボダの間に生まれた三人の子供が世界を滅ぼす』と運命の女神から予言を受けました。
そこで神々は危難の芽を摘むため、やがて敵となるであろうチビッ子達をアースガルドに拉致したのでした。

それではROプレイヤーの皆様ならきっとよく知っている、その三人兄妹を改めて紹介しましょう。

長男フェンリル
長男フェンリル!
彼はどこからどう見ても狼でした。

フェンリル『わんわんわんわん!』
オーディン『人間型×人間型で、なぜ動物型の子が生まれる…』
ロキ『ワイルドで逞しいところが俺に似てると思う><』

次男ヨルムンガンド
次男ヨルムンガンド!
彼はどこからどう見ても巨大な蛇でした。

ヨルムンガンド『シャーッ!』
オーディン『だから、なんで動物型…』
ロキ『涼しげな目元が俺に似てると思う><』

北欧神話における親の遺伝形質を完全ムシな部分は、携帯アプリ・ROモンスターブリーダーに受け継がれていると思います(遠い目)
全然、図鑑が埋まらねーよ!

末娘ヘル
末娘ヘル!
無口で仏頂面で愛想がないけど、薔薇色の頬をしたちゃんと人間型の娘。

ヘル『………』
オーディン『おっ、これはなかなか…w』
ロキ『だろ?!アングルボダに似て可愛いだろ?!』
神A『お、オーディン様!あの娘の足…、足っ…(;´Д`)』
オーディン『良い形だ…って、ウワァ!』

ヘルは上半身こそ美しい薔薇色の肌をしていましたが、下半身は生まれつき腐っていました。
つまり生きながらにして、半分は死人だったのです。
ROグラフィックでは大胆に脚線美を披露してるのに…(;´Д`)

ロキ『目に入れても痛くない大事な娘だが、義兄のお前になら側室にやっても…><;』
オーディン『無理』

いくらオーディン様でも下半身が腐っていては愛人にできないですよね。
女の子なのに半身ゾンビなんて可哀想だけど、最高神に妙な気を起こされずに済んだなら良かったのかも知れない…。
この様にロキの子供達は三人揃って、フツーのチビッ子ではありませんでした。
風変わりな子供達の処遇はどうなったのでしょうか?

ヨルムンガンド、捨てられる
最高神オーディンは、まず次男ヨルムンガンドを人間界ミッドガルドの海に放り込みました。

オーディン『そぉい!』
ニヨルド『ちょっ、ボクの仕事場に化け物を不法投棄しないで下さいよ!』
ロキ『俺のベビーを化け物って言うな!!ヽ(`Д´;)ノ』

航海安全と海の幸を司る海神ニヨルドは絶対迷惑だったと思います。
冷たい海底に追いやられたヨルムンガンドは、それでもすくすくと育ち…

成長したヨルムンガンド
人間界の外洋を取り巻いて自分の尻尾を咥えられるほどの巨体になりました(※イメージは仮の物です)

ニヨルド『ボクが丹精した海の幸で成長しないで…;w;』

海神涙目。
北欧神話で最大最長の生物となった彼は、ミッドガルズオルム(世界蛇)の名で恐れられました。
ROだと歴史学者クエスト・バムブ神父の会話でヨルムンガンドの話が出てくるよ(・ω・)

次に追放されたのは末娘ヘル。
ヘル、捨てられる
彼女はこの世界で最下層に位置する冥界ニブルヘルムまで真っ逆さまに投げ込まれました。

オーディン『そぉい!』
ロキ『投げるのは槍だけにしろよっ!ヽ(`Д´;)ノ』

…しかし落下中のヘルに最高神はこう言葉をかけたのです。

オーディン『お前は黄泉の女王となって死者達を管理するのだ!』
ヘル『……了解した』
ロキ『頑張れよー!><;』

こうしてヘルは辺境の地で女神の座に就き、亡者を支配することになりました。
これってやっぱり…

オーディン『腐ってても女の子は女の子だ(キリッ』

という最高神のエロ心から、ヨルムンガンドとの差を生んだんじゃないかと…。
い、いや!人間型で知能がありそうだし、何より生まれつき半身が不死属性だからニブルでも活動可能だったんでしょう(;’ヮ’)+

最近のヘル様
ヘル様、2009ハロウィン近影。

ヘルは冥界に一軒家を構え、召使いも雇っちゃったりして、結構悠々自適に生活してます。
その暮らしぶりはROでも目にする通り(・ω・)

投槍北欧神話・第14楽節『破滅を呼ぶ子供達・3』では長男フェンリルの処遇についてお送り致します。

  1. ROのヘル様は鎧着て取り巻きつれて、うろうろして・・・・HJするらしいよ!
    ってホントかなぁ?

  2. ハロウィンMAPにLoDもヘル様も同時に存在するのはどういうことなんだ…。

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