投槍北欧神話・第14楽節『破滅を呼ぶ子供達・1』
投槍北欧神話・第14楽節『破滅を呼ぶ子供達・2』
の続きです(*’ヮ’)
今は昔。
『ロキとアングルボダの子が世界を滅ぼす』と予言されたオーディンは、三兄妹のうち次男ヨルムンガンドを人間界ミッドガルドの海に、末娘ヘルを冥界ニブルヘイムに追放しました。
残るは長男フェンリルです…。
フェンリルは普通の狼と何ら変わらない様に見えたので、アースガルドの原っぱで監視下に置きつつ放し飼いすることになりました。
ヨルムンガンド・ヘルの処分と違って甘めですね…。
なんで全員一律追放じゃないのさ。
ここで投槍解釈が入ります(゚Д゚)
オーディンはゲレ・フレキという二匹の狼をペットにしています。
そして彼はどんな猛犬も吠えたり噛んだりしない犬耐性100%の体質。
部下の特殊部隊ベルセルクには狼型に変化する戦士もいたし、とにかく犬・狼はオーディンの眷属なのです。
つまり愛狼家なオーディンはフェンリルを贔屓したんじゃないでしょうか。
【オーディンの優先順位】
普通の狼>>下半身が腐った女>>(越えられない壁)>>蛇
こういうことですね。
しかしオーディンはフェンリルの面倒を全然みませんでした(アレッ?
この狼を世話していたのは勇敢で賢い軍神チュールです。
他の神々はビビッて狼に近づくことさえしませんでした。
チュールはフェンリルに噛まれたりすることなく、肉や骨を与えていたそうです。
フェンリル『クゥーンクゥーン(・ω・)』
チュール『犬は耳の後ろを撫でると大人しくなる!』
アースガルドで飼うなら、親父のロキが責任を持ってエサやりすべきだと思います。
もしやスレイプニールを仔馬のうちに最高神へ献上したのは、自分で世話するのがダルかったからじゃ…。
チュールが餌付けを頑張った成果なのか、フェンリルはモリモリと育ち…
鼻から火炎の息を吹くほど元気いっぱいで、口を開けば上顎が空まで届く巨大な狼になりました。
(※イメージは仮の物です)
神A『チュールさん、頑張り過ぎ!(;´Д`)』
チュール『アースガルドのトップブリーダーと呼んで下さい』
狼というか、もはや怪獣Lvにまで育ったフェンリルを見て、神々は大層不安にかられました。
そこで改めてウルド・ヴェルダンディ・スクルドに未来を占って貰ったところ…
運命の三女神『フェンリルがオーディン様を食い殺すと出ました(´Д`(´Д`(´Д`;)』
オーディン『ナニイイイイイイ!?』
チュール『エッ、なに、コレ私のせい…?』
最高神が死ぬという最悪のお告げが出ては、もうこの狼を放し飼いにしておく訳にいきません。
しかし、それでも神々はフェンリルを殺さなかったのです。
理由は『アースガルドの清浄な大地を、邪悪な化け物の血で穢すことはできなかった』とあります。
まぁ、怪獣サイズの狼を殺したら血が何百リットルも出て、疫病が蔓延しそうですね。
それに加えて、俺は『オーディンが愛狼家だったから殺さなかった』という説を推します(゚Д゚)
ロキの長男フェンリルはどーなったのか?
それは『破滅を呼ぶ子供達・4』に続く。
フェンリルどうなったのかうろ覚えデス(´Д`;;)
うろ覚えというかほとんど忘れてるかも/(^o^)\
たしか昔買った本に載ってたハズ。
だけどあえて読まないでアルマン的解釈をwktkしつつ待ってます(`・ω・´)
今回は割と忠実に書いた…当社比で(゚Д゚)
暗い話だから、あんまり面白い文じゃないかも知れない。
ごめんちゃい(´・ω・`)
オディフェンだわこれ…
オーディン様が愛狼家だったに一票入れます!
コメントありがとうございます。
(ほぼ一年お返事せず、誠に申し訳ございません…!)