第49楽節『軍神チュール』

チュールチュールチャオチュール(・ω・)


今日は軍神チュールさんのまとめ記事です。
無駄に長い!

まずは家族構成から。


実父:海の巨人ヒュミル
実母:美人な巨人(名前不明)
祖母:頭が900個あるキモい巨人
その他親戚:頭がいっぱいあるキモい巨人
第44話参照)

実家はエリヴァーガル水源の近くらしい。
実父ヒュミルは目からビーム(?)を放ったり、スーパー石頭だったり、屈強な戦士。
海属性の巨人で釣りの腕前に自信ニキ。

ママはアース神族に近い美しい外見と穏やかな性格なので、チュールは母の血を濃く受け継いだんですね。
巨人っぽくないためか、チュールは血族から疎まれている描写があります。
家出して自分の性質に近いアース神族に寝返ったのかな。

実家はでかい館、広大な牧場、魔法の鍋や盃を所有する資産家。
美人なチュールママと結婚できたヒュミルさんは巨人界のパーフェクト・リア充じゃなかろうか。

しかしチュールさんにはバッティングする設定が……。
原作だと『オーディンの子チュール』と書かれてる部分があるのです。
う~~ん、チュールは最高神と養子縁組で神になったって事にしときましょう。
アース神はオーディンを『我が父』と呼び仕えていたらしーし。

つー訳で。


義父:最高神オーディン

なお投槍解釈だと門番神ヘイムダルも養子縁組でアース軍に入ったとゆー事になってます。
チュールとヘイムダルは何となく同格の雰囲気や。
だから喋り方もちょっと似とるんや。ボキャ貧って言うな。


妻:アース女神(名前不明)
子:数人いるらしい(名前・性別・人数不明)

チュールはアースガルドで女神と結婚、何人かの子をもうけたはずなんですが、その辺の家庭生活は謎です。
妻子の名前くらい書いてくれよぉ(‘A`)
しゃーないので投槍式☆命名規則により、奥さんの事はチュル子さんと仮称。

チュールの名前の由来は、ずばり『神』。
『王・女王』の名を冠するフレイ・フレイヤと同じく、元々は別宗教の最高神。
リアル歴史を紐解くと、チュールの信仰ルーツは北欧から遠く離れたギリシャ神話ゼウスorローマ神話ユピテルの亜種派生だったとか、軍神アレス・軍神マルスの進化系とかなんとか。
チュールさんって南欧出身の神様なんですね~。
大昔、ゲルマン民族がローマ民族と衝突していた過程で、チュールさんは吸収された模様。
その辺の経緯も含めて、『チュールは巨人族から神に鞍替えした』とゆー考えでおります。


そーいやチュールの血族は多頭型の巨人。
ギリシャ神話にも天空神ウラノスの子で『ヘカトンケイル』という頭が50個(!)・手が100本(!!)生えたキモい巨人が登場します。
ヒュミル家はヘカトンケイルの親戚だったりして(‘◇’*)

さて。
表題の通り、彼は軍神です。
リアル古代北欧の戦士達は武器や防具に、チュールを表わすルーン文字を刻んで加護を祈ったそうな。
御利益のある優秀な戦神だったんですね。
残念ながらROのルーンナイトスキルには実装されなかった……。
見た目こそ似なかったけど、戦士としての素質は実父の遺伝でしょーか?

そして仲裁・調停を司るインテリ系の神でもありました。
オーディンと同じ様に文武両道タイプ!
……そのせいもあって、オーディンの実子説もビミョーに捨てきれないでいます(・ω・;)
オーディンの息子バルドゥル、孫フォルセティも法廷を司っていたそーなので、血脈を感じさせなくもない。


チュールの性格はとっても勇敢!
フェンリル捕縛時、噛み切られると分かっていながら、狼のクチに右腕を差し出しました。
その際、手首から先を切断したため、手首関節の事を『狼の関節』とか言うらしい。

しかし……。
仲裁の神でありながら、狼との争いを仲立ちできなかったという事で、事件後は法曹界を引退したそうな。
『ロキの口論』でロキにその点を罵倒されるのですが……


ロキ『仲裁担当のクセに、神とフェンリルを仲裁できてない件www御利益なっしんぐwww』
チュール『我が片腕と引き換えにお前の息子を封印したのだから、痛み分けでしょうが!!』

……と抗弁しているので、本人的にはドロー扱いの模様。


チュールさんのグラフィックにはROハイウィザード。
得意武器は剣だったよーなんですが、ソードマン系のグラは使い切ってたので……。
インテリ神だからWIZでもええかの精神と、長マントのおかげでドット絵をいじらなくても隻腕表現になり一石二鳥(^ω^)


フェンリルに餌やってたのはチュールなので、投槍神話ではチュール=トップブリーダー説をゴリ押ししています。
その後、犬に噛まれまくってるから犬嫌い説も考えたけど……。
でもさー、当初は普通サイズだったフェンリルを、天まで届く巨大怪獣にまで育て上げたんですよ?
これはスーパー愛犬家にしか成せない業でしょう。
俺だったら体高が2m越えた辺りで餌やり止めるわ……。

あくまでも妄想設定ですので、北欧神話では犬が眷属とは神話に書かれていません。
北欧神話では。
前述の南欧神話において軍神アレス・マルスは犬・狼が眷属なのよね。
そこも踏まえて犬属性を付与しておきました。


ラグナロク戦争では地獄の番犬ガルムと対決して討ち死に。
きっと愛犬家だけど、犬側からはイマイチ好かれない体質なんじゃないかな。
リアルでもいるよね、そういう人。

さて。
彼には神話で一切触れられていない大いなる謎があります。

それは顔がイケメンかどうか!?です。

…いや、北欧神は顔が命なんで…(・ヮ・;)エヘ

彼の身体的特徴は隻腕以外に設定なさげ。
他の男神は『バルドゥルは美しい』『ヘイムダルはイケメン』と褒め称えられまくりなので、称賛が存在しないチュールさんは……ブサ…ゴホンゴホン…フツメン?
チュールママは美人って書かれてるけど、ヒュミルと足して2で割ったら薄まった…?
ウーン。

明確な答えはありませんが、俺は一つの仮説を編み出しました。
チュールは南欧ルーツの神様です。
つまりラテン系の顔じゃないのか?と。
対するアースガルドのイケメンメンバー・バルドゥル達は、『金髪碧眼の色白美肌』というステロタイプな北欧系の容姿。
つまり南欧系なチュールは神様界においてエキゾチックと言える外見だったので、イケメンランキング選外となった!!
きっと御尊顔はギリシャ彫刻の様な、暑苦し…ゴホゴホ…濃っゆ~~~い端正なイケメンなんですよ。
ただちょっと当時の美的価値観の主流じゃなかっただけで…。

ではでは。
以上の前提知識を基にチュールさんの半生を捏造神話でお楽しみ下さい。


今は昔。
巨人国ヨートゥンヘイムの富豪ヒュミル家に、チュールという若い息子がありました。
チュール君は腕っぷしが立ち、お利口さんで正義感溢れるナイスガイでした。
しかし父ヒュミルは強大で粗暴な巨人、親戚はみんな頭がウジャウジャ生えてる化け物揃いだったため、神・人間並みの背丈で頭が一つの彼はいっつも虐められていたのです。

ヒュミル『全くお前はいつまで経ってもチビ助じゃのう』
チュール(母さんが人間サイズの巨人だから遺伝したんだろが…!何で結婚したんだよ…!)
ヒュミル(チビでも良い、逞しく育って欲しい^^)
チュール母『うふふ

祖母『頭一つとは貧弱、貧弱ゥ!(`ω´(`ω´)`ω´)』
親戚『だっせーーwwwwww』
チュール(頭が一つしかなくっても、僕は一族の誰より賢いんだ…!)


父ヒュミルは上等な食肉牛の牧場を経営していたのですが、チュールはそれも興味ありません。

チュール『牛なんか年がら年中クチをクッチャクッチャしててキモいし、四六時中ゲップと屁こいてて臭いし、デザインもカッコ悪い』
ヒュミル『文句言わんで酪農を覚えんか!』


チュール『牛より犬飼いたいっつってんだろがーーー!!』
ヒュミル『この馬鹿息子がーーー!』

…いや、チュールが牛嫌いなんて設定はないですよ。
ただ、この発想に至った超こじつけ的な屁理屈はあります。

彼の元ネタである南欧神は豊穣も司っているのですが、北欧神話中のチュールは軍神・司法神であって、豊穣の性質を全然見せません。
戦争と豊穣は兼任可能で、フレイ&フレイヤ・トールがその好例です。
フレイ&フレイヤは馬・豚・猪を、トールは山羊を眷属にしています。
実家が牧場で、巨大な酒鍋を所蔵…って、チュールにも豊穣神になる素地がありそーなモンですよ。
\牛が眷属の豊穣神チュール!/って感じに。
その環境下で育って、あえて戦争&知識だけ司るってことは、きっと農業が好きじゃなかった。
(投槍設定)

ヒュミルとトールが釣りに出かけた時も留守番しているし。
多分、裏ではコッソリ…


トール『おい、お前の親父さんが釣りに誘ってるが、どーすんだ?』
チュール『釣りとか(笑)私は第一次産業に興味ないんで任せます!』
トール『あ、そう…。んじゃ、俺一人で手伝って来るわ…』 ←エリート豊穣神

こんな会話があったに違いない。うん。違いない。

お話に戻りましょう。


実家に愛想を尽かした若きチュールは、己の力を発揮できる新天地を求めて旅に出たのです。

チュール『僕と姿形が似ている民族の国へ行ってみよう』

ここで行き先に複数の選択肢が発生します。
北欧神話におけるチュールサイズの生物は、アース神族・ヴァン神族・人間・妖精。
しかし人間はアース神族の、妖精はヴァン神族の下僕種族。
巨人族セレブで能力も高いチュールには釣り合わないのでNG。
ヴァン神族は高貴ではあるものの、海神ニヨルドなど豊穣加護がメインなので、農業に興味の薄いチュールにはやっぱりNG。
消去法でアースガルド一択になりました。


チュール『うわ~、本当に僕や母さんと似てるな~』

城壁工事のおっさん(第6話)はアポ無し突撃でもオーディンに謁見できてたんで、きっとチュールも簡単に会えたでしょう。


チュール『オーディン様、御尊顔を拝し恐悦至極になんとかかんとか』
オーディン『うむ。苦しゅうない。何の用かね』
チュール『一つ伺いたいのですが、この国は人口の何%が多頭タイプですか?』
オーディン『ハァ??そんなキモい者はアースガルドにはおらん。永遠に0%だ』
チュール『な、なんだってー!?>Ω』

こんな感じに。

さて。
前述の通り、チュールはオーディンと同じく文武両道の男。
更に言うと、オーディンにとっては人間の王侯こそが直属眷属なので、奴は農民を差別してました。
先程の『チュールは農業キライ仮説』を思い出して下さい。
そう!
投槍推理では、オーディンとチュールはきっとすごく気が合ったのです。

チュール『分かります、分かります!農業より武芸と司法に力を注ぐべきです!』
オーディン『そうであろう、そうであろう!』

常々、農業をdisっていた二人は何だか意気投合しました。

【良い子の皆さんへ】
日々の糧を作って下さる農家や漁師の方には、ちゃんと感謝しましょう!

チュール(あぁ、オーディン様は何と素晴らしい方なのだ…!心から尊敬できる…!)

クソみたいなDV実家から出奔して来たチュール君は、オーディンの寛大さ(笑)に大感激。
しかも玉座の足元にはモフモフの狼達が寝そべっています。
彼の心はガッチリ決まりました。

チュール『お願いします!僕をアース神族の末席に加えて下さい!!』
オーディン『ふーむ。優秀な能力を持っている様だから、私の養子にしてやろう』
チュール『ありがとうございます、義父上!あとその犬、撫でて良いですか!?』
ゲレ&フレキ『わんわんお!(∪^ω^)∪^ω^)』


こうして巨人チュールは籍を改め、アースガルドの軍神チュールとなったのです。
彼は養父オーディンに忠実な心で仕え、利き腕を失う事すら厭いませんでした。
人間達は『勇敢なチュール様かっけー!』と崇め、ファングッズ(※チュールの名を刻印した装備)を作ったんだそうな。


トールと里帰りした際は、酒鍋GET&血族の頭いっぱい巨人を掃討!
アースガルド的には酒鍋だけが目当てでしたけど、俺は思うんです。

チュールは最初っから実家全滅を計画していたのでは?

彼は血族の荒っぽさと、雷神トールの巨人征伐能力をよ~く知っています。
両者を接触させたら、確実に戦闘が起こり、そしてトールの勝利に終わると読めたはず。
自分は手を汚さずムカつく親戚をブッ殺せた上に、帰国後は『あの鍋、私が寄付したんですよ^^』と恩を売って、ポイントも稼げるし。
インテリ担当神なんだから、計算高さは折り紙付きです。

『勇敢で心正しき真面目な軍神!』と謳われてはいるけれど、セレブ巨人に生まれながら、わざわざあのオーディンの養子になるなんて、本当は腹黒い男だったと思いますよ…。


更にはアースガルドで女神と結婚し、子供を幾人かもうけます。
Congratulation!
おめでとう……!おめでとう……!

そんなこんなで。
子供時代に苦労したチュールは、神様の国で結構ハッピーに暮らしましたとさ。
人間も神様も適材適所が一番というお話でした。

めでたし、めでた……

はい。
またラストで、めでたくない話をするパターン。
前述した『ロキの口論』には続きがあって……


ロキ『ところでお前ん家のガキ、少なくとも一人は俺の種wwwとりあえずお疲れwww』
チュール『Σガーン!』

コキュにされた事実を満座の中で暴露され、彼は言葉を失ったそうな。
DNA鑑定も無い時代に、何でロキは己の隠し子だと断言できたのか。
チュル子さんが産み月を誤魔化したとか、明らかにロキの形質が遺伝してたとか、神様パワーでオーラ鑑定とか、色々とありそーですが……。
何かしらの理由でロキが隠し子と確信できていたなら、その逆もまた真なり。

チュールは薄々、托卵に気づいていたのでは?

(※原作では、口論事件以前にチュールが不倫を察していた……という描写は無い)

チュールは軍神。
戦のために自宅をしょっちゅう留守にしていたでしょう。
身に覚えの有る無しで、それなりに見当が付きそうなものです。

……。
チュールは巨人国の家族を捨て、アースガルドで新たな家族を得ました。
神の座に就いた後、実家の巨人をトールに殺戮させています。
ロキの子・フェンリル捕縛においては、チュールこそが立役者。
そして……恨みを募らせたであろうロキは、チュールの家庭を滅茶滅茶に破壊した訳です。

彼の人生の凋落は、いつも『家族』に彩られていますね。

【良い子の皆さんへ】
己の行いは、因果となって必ず巡って来るのです。
一番効果的に、残酷な形で。

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そんな訳でチュールさん特集でした。
次回は女神様のお話でっす(*’ヮ’)ノ~~

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