第11楽節『妃神フリッグ』

女神フリッグ
今回は最高神オーディンの正妻フリッグ特集。
妄想99%で、いい加減に語ります(*’ヮ’)v


まず女神フリッグの設定から(*’¬’)

最高神オーディンの正妻で、女神の中では一番偉い方です。
女好きのオーディンが嫁にするだけあって超美人。
夫との間にはバルドゥル、ヘズの二男をもうけました。
世継ぎを産んだ女神ですので盤石の地位を築いています。
…が、ご承知の通り、オーディンは浮気三昧。
王宮は彼の私生児だらけです。苦労しただろーなー…。

フリッグが司るのは愛・結婚・出産・育児など。
女性らしさを代表する様な神様。
本人が最高神と結婚し世継ぎを含めた二児を産んだだけあって、御利益は定評があります。
不妊に悩む人間のレリール王と妻が子宝を祈願したところ、フリッグは使いの者に林檎を届けさせ、それを食べた夫妻は見事、世継ぎを得たそうな。

イドゥンの林檎
イドゥンが司る不老の果実も林檎でしたね(第2話参照

神話が創られた当時の北欧では、林檎が超珍しかったそうなので『あの果実には神様の生命エネルギーが宿っているに違いない(゚Д゚)』と思われてたみたいです。

フリッグのサークレット
ROだとフリッグのサークレットというネーミング装備がありますが、神話の中にソレっぽい物を読んだ事ありません…。

『オーディンの王妃→冠』の連想なのかな。
神話ではフレイヤと同じく、ハヤブサに変化できるファルコンローブを所持。
しかしフリッグ自身が装備してる描写は無し。
同じアイテムを所蔵しているのは、元々、フリッグ&フレイヤは同一人物だったけど、後になって分割された名残だそうです。

フリズスキャルヴ
また、全世界を見渡せる千里眼スキルが使用可能となる『玉座フリズスキャルヴ』に座することができるのは、主神オーディンと妃フリッグだけ第10話参照

…えっ、おいちょっと待て。
オーディンは嫁が千里眼を使えるって分かってて、浮気三昧なんですか(゚Д゚;)
すごい度胸だな。さすが最高神。

フリッグには予言の能力も備わっていますが、予知内容については永遠に沈黙を守るとか。
うぅーん、これはそういうルールなのか、性格の問題なのか。
詳細は不明ですが、一つ確かなのはフリッグが大変忍耐強い(忍耐せざるを得なかった)人物ということです。

彼女が神話中で最も活躍するのは世界の終り近く。
死の予知夢を見た息子バルドゥルを守ろうと奔走しますが、彼は帰らぬ人に。
おいたわしい…。
やはりフリッグは苦労人、いや苦労神だったんですね。
まぁその辺の話は各自で原典を読んで下さい。

フリッグ&メイド
部下はメイドの女神フッラ+その他大勢。

フッラは端役としてチョコチョコ神話に登場します。
普段はフリッグの衣装や宝飾品を管理しているそうな。
彼女は家事だけではなく情報部員の様なお仕事もソツなくこなすメイドさん(第10話参照
最高神を陥れるための情報操作なんて、並の肝っ玉では勤まりませんよ…?
きっとフリッグは自分のメイド部隊を使って、アースガルドを裏から操っていたに違いない。
北欧神話の家政婦はこわい。

オーディンとフリッグ
前回に引き続き、フリッグとオーディンの関係を無理矢理に紐解きます(*’ヮ’)

【エピソード1】
今は昔。
人間界ミッドガルドで、ウィルニス族とヴァンダル族という二つの民族が戦争をしておりました。
勝利を願って、ウィルニス族は女神フリッグの加護を乞います。

ウィルニス族『フリッグ様、戦争に勝たせて下さい(-人-)』
フリッグ『ワタクシ、結婚の神なのだけれど…』

…なんで結婚生活の女神に戦事の祈願をしたの…?(゚Д゚)
神話が色々混ざってるので、このフリッグは軍神フレイヤと同一視されてるかも知れないとか何とか書いてありました。
まぁ、このブログでは別人格として考えて書きます。
フリッグが人間に恵みを与えるため、戦争と勝利の神である夫に支援を頼んだところ…。

フリッグ『ねぇ、あなた。ウィルニス族に勝利の祝福をして下さらない?』
オーディン『いや、ヴァンダル族が私に必勝祈願をしたから、そっちを勝たせるぞ』
フリッグ『ええっ、そんな;;』

なんとウィルニス族の敵であるヴァンダル族はオーディンの加護を祈っていたのでした。
ほら、直で勝利の神に祈らないから…。
オーディンが味方しないと宣言したので、ウィルニス族には極めて分の悪い戦いとなりました。
しかしフリッグは諦めず、自分を頼って来た人間のために一計を案ずることにします。
密かにウィルニス族を集めると、フリッグはこう命じました。

フリッグ『日の出頃に長髪を垂らした姿でワタクシ達の部屋へいらっしゃい』
ウィルニス族A『なぜそんなファッション指定を…』
ウィルニス族B『とにかく了解しました!』

そして夜明けの陽射しが夫婦の寝室に差し込む頃…

フリッグ『あ・な・た 起・き・て
オーディン『うーん、ムニャムニャ…』

オーディン・フリッグの寝室
オーディン『…なんだ、あのロン毛の人間どもは…?』
フリッグ『ニヤリ( ̄ー ̄)』
オーディン『ハッ!?しまった!』

寝ぼけたオーディンは、やたらに髪を長く垂らした奇抜なファッションのウィルニス族を見てロン毛の人間(ランゴバルド)と、うっかりアダ名を付けてしまいました。
戦神オーディンが考えて発したので、この名前には勝利の聖別が含まれています。
要するに神様由来の縁起がメチャメチャ良い開運ネームということです。
フリッグの狙いは、夫の意表をついて名前をゲットすること。
ウィルニス族はただちにランゴバルドと改名し、その開運パワーで宿敵ヴァンダル族を打ち倒したのでした。
当初はヴァンダル族を応援していたオーディンも、最終的にランゴバルド族を気に入って自分の眷属としたそうな。

めでたしめでたし。

この話でもフリッグはオーディンより一枚上手ですね。
寝所を利用するとは、さすが正妻。
夫の扱いを心得てます。
この話から『オーディンは朝が弱い』と投槍推理しました(第8話参照
一杯食わされたオーディンが怒りそうな気もしますが、ランゴバルド族をしっかり気に入ってるのはなぜでしょう?(‘◇’*)
これはフリッグが夫をなだめるための大人の何かをしたのかも知れない(*’¬’)+
寝室でのエピソードだしね…!

【エピソード2】
オーディンがソロで巨人宅に乗り込み、知恵比べをする『ヴァフスルーズニルの詩』の冒頭部より抜粋。

オーディン『巨人国に頭の切れる奴がいるらしい。知識の神として勝負したい!(ウズウズ』
フリッグ『最高神に万一のことがあってはいけません。どうか玉座にお留まり下さいな』
オーディン『嫌だー!INT頂上決戦しに行きたいーー!行くったら行くんだーー!』
フリッグ『で、では御身に気をつけて行ってらっしゃいまし;;』

命に関わるダダをこねるオーディン。折れて見送るフリッグ。
最高神なのに落ち着きが全くないオーディンと結婚生活を送るのは相当大変そうです。
しょっちゅう冒険の旅に出たり、愛人を作ったり、知識ゲットのために自殺まがいの修行をしたり…。
こんな男と世界が終る日まで夫婦関係を続けるのは、やっぱり一枚も二枚も上手な奥様じゃなきゃ無理ですね。

【ROの結婚システム】
結婚式
我がルーンミッドガッツでは、結婚という人間としてごく当然の営みのために1カップル2.5Mの法外な税金を納める必要があります。
実に瓶詰め牛乳(25z)が10万本分。
牛乳1本=100円レートで1000万円かかるってことですよ。
中世ヨーロッパや江戸時代の日本でも結婚税は存在しましたが、ROにおける結婚税は

フリッグ『貴方達、結婚って甘い物じゃないのよ!?覚悟なさい!!』

と結婚を司る女神が恋人達を試しているのだと思います。
夫の奔放さに悩まされていたであろうフリッグが男性の負担金を女性より100kZeny高く設定したと想像すると泣けてくるぜ…。

結論:オーディンが浮気性な夫だったせいで、俺達の税金が高い。

【追記】
開運ネームゲット物語は正しくは北欧神話じゃないんですが、まぁオーディンとかフリッグ出てくるし、面白かったので入れました(*’ヮ’)
ファジーにやるお(・ω・)

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